mruby meetup #3 を開催しました

Techc, Japanese, mruby

10/18にmruby meetup #3を開催しました。レポートが遅くなってすみません。

今回も、色々と突っ込んだ話もできて興味深い2時間となりました。

発表

オリジナルmrubyデバイス作り

私からは技術書典7で頒布した同人誌のお話をベースに最近の活動を紹介しました。

mrubyでETロボコン地区大会優勝したチームのはなし

やまねさんからは、mrubyを使ってETロボコンに参加したチームの活動の紹介がありました。

やまねさんはETロボコンで使用するレゴマインドストーム向けのmruby環境を提供されています。

ET robocon
ET robocon

私も昔ETロボコンに参加したことがあるので、とても興味深かったです。

mruby2.1.0への希望

コミットが積み重なってきたのもあり、mruby2.1のリリースが検討されている、ということで、mrubyへの希望を挙げてみました。

代表的なマイコンやボードへの公式対応

mrubyを組み込み向けで使用するには避けては通れない、ハードウェア個別の対応について、mrubyでも代表的なボード等にも公式で対応できると、より使ってもらいやすくなのでは、というコメントがありました。

例としてMicroPythonでは公式のリポジトリにマイコンやボード個別の対応が含まれています。こちらについては、これまでもmrbgemである程度対応できてはいると思うのですが、クロスコンパイルとデバイス固有の開発をもっと気軽にやれたらなあ、と思っているので、少し整理してIssueか何かで議論したいと考えています。

https://github.com/micropython/micropython/tree/master/ports

また、現在稼働できていないmruby向けのCIの必要性についての議論もありました。

C APIの仕様がしばしば変わるので、動かなくなるmrbgemが多く出てきているそうです。

次回について

これまでご厚意で会場を貸して頂いていたビジネスバンクグループ様が引っ越しされる、ということで、会場を移して年内に開催しようと考えています。

今回は都合が合わず実現しませんでしたが、まつもとさんもリモート参加していただけるように調整してみたいと考えています。

最後に、これまでサポート頂いたビジネスバンクグループ様と個別に対応してくださった山下さんに感謝です!